スマホ利用の現状

スマホは今、なくてはならない道具で、半数以上の人が生活の中心になっています。

総務省  情報通信 白書(2016)によりますと

日本人の携帯電話保有率は94.7%     
    スマホ保有率だと71.8%      

アメリカでは携帯電話の保有率95%                     
       スマホ保有率は77%

そして平日1日当たりのスマホ利用時間は2012→2016の推移では増加    
10代76分→108分      

20代73分→125分

30代43分→67分

40代30分→59分

50代17分→38分

60代13分→12分  

2012年との比較では1.6倍に増加  今後も増加しそうですね。スマホを使い慣れた年代があがり、次の若い世代も利用時間は減らないでしょうね。 今の10~20代が定年を迎えたあとの後の生活を想像すると恐ろしいですね。

さてスマホをみる時の姿勢を気にしたことはあるでしょうか?スマホは便利ですが、歴史がまだ浅く、スマホによる害があまり認知されていません。

成人男性で首の角度が前に曲がる(猫背)と、首や肩にかかる負担が以下の数字です。

0度(良い姿勢)4~6kg(頭の重さ)  

15度前傾 12kg(約2.4倍)  

30度前傾 18kg(約3.6倍)  

45度前傾 22kg(約4.4倍)

60度前傾 27kg(約5.4倍)
電車や自宅のソファーでスマホを見ている時、そのスマホを持った手を膝や腿の上にいる場合は視線がかなり下になるので要注意です。4~5倍ほど首から肩にかけて負担がかかっているかもしれません。(この点はテレビよりタチがわるいです。)

【対策】として スマホ中に①10~15分おきに、②視線を遠くに置きながら(または目を閉じる) ③姿勢を正し深呼吸2~3分やれるといいですね。

こんな症状も猫背が原因?

首が前傾するとどんなことが起きるでしょうか?

まず筋肉の負担です。
前傾するとそれ以上に前に倒れないように首から腰に掛けての筋肉が緊張します。 ヨットの帆をはるイメージです。 15度で12キログラムの重さを首や背中の筋肉が緊張して頭の位置を維持しているのです。 肩こりはもちろんですが実は腰痛発症にもつながります。

次に首から背中にかけての背骨
骨というよりは骨と骨の間にある椎間板という部分に問題がでます。 ここに2倍以上の圧迫をうけます。 長時間かつ長期間にわたって負担を受け続ければ症状が進行すれば、腕のしびれ、頭痛、肩こり、だけではなく、頸椎のヘルニアなどにもつながります。

そして内臓では
肝臓、胃腸などに圧迫を受け、各内臓への血流を悪くし、胆汁(肝臓が作る)胃液などの分泌液がうまく作れなくなります。 また肺では肋骨の動く範囲が狭くなるので深い呼吸ができず、肺活量も低下。酸素を取り込む量が減ってしまいます。

最後に精神面にも大きな影響があります。
猫背だと背筋に力が入らなくなりますが、この背筋を含めた抗重力筋という重力に逆らう筋肉は全てセロトニンに関わっていて、猫背だとセロトニン分泌量が減少します。 このセロトニンは人間の幸福感を生み出すホルモンなので幸福感が低下します。(→猫背の人が淋しそうなのは、幸福感の低下によるものでしょうか?!)
セロトニンはうつ病治療にも使われるような成分です。
脳の記憶力(ワーキングメモリ)も低下します。 このワーキングメモリは集中力・感情コントローにも大きく影響します。 (逆に姿勢を正すと意欲集中力・自制心は戻りやすいのです。) 長期に渡れば首にある自律神経にも圧迫を受け頭痛やめまいなどの自律神経系の症状が出ることもあります。

猫背はまさに万病のもととも言えます。

逆に「姿勢を正す」というシンプルな事に気をつけるだけでたくさんのメリットが得られます。継続は難しいですが、取り入れやすい健康法です。

ぜひ今、この瞬間から始めましょう。

 
 

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